救われない虚無を噛み千切れ

悪夢を吐き出した彼岸。

 

憂鬱を掌で弄んでみたら、積乱雲は赤裸々な思いを曝け出す。

 

虚無はいつだって救われない 救われるのはいつも虚空。

 

彼岸花に話しかけてもヒアリはひやりとしたまま。

 

微風の優しさに気付くことなく

 

日常は虚無の空に覆われる